令和6年度 第39代 栃木商工会議所青年経営者会 会長
藤平 泰典(藤平法律会計事務所)

令和6年度基本方針

日本経済は、物価上昇や海外経済の減速などの影響で回復は道半ばにあり、この先は内需主導の成長戦略への復調が求められています。一方、大企業を中心とした賃上げにより、個人消費は緩やかに持ち直す見通しとなっているものの、中小・小規模事業者においては、原材料価格等の高騰を完全には転嫁できず、人手不足も相まって依然として厳しい状況が続いています。
このような経済情勢の中で、地域経済の活性化がますます重要となっています。地域経済の活性化には、産業や観光資源の活用、特性を生かした新たな産業の育成、経済活動の支援などが求められています。
今年度のスローガン「It's a 栃木world ~世界のTochigiへ~」は、栃木市を夢の街にしたいという想いから生まれました。夢の形は人それぞれですが、私たち経営者はもちろんのこと、大人達が夢を持ち続けることが、子供達にこの地域への夢を抱かせてくれると信じています。そのため、私たち栃木YEGのメンバーが、栃木市の将来像を見越し、少し背伸びした事業に取り組むことで、自企業の活動にも夢や希望をもたらしていけたらと考えています。具体的には、①栃木YEG Amazon化計画、②栃木市の名産品の開発・販売、③栃木YEG会員事業所の当地への浸透及び地域外への波及、④蔵の街サマーフェスタを通じた市民や世界の人々との感動の共有、⑤行政と連携した夢の街づくり、これらの活動を行っていきたいと考えております。これらの活動の多くは未開の地であり、実施していく上で様々な困難や苦悩が伴うこともあるでしょう。それらに直面したとき、諦めるという選択が一番楽で簡単です。また、「誰かがやってくれる」と感じる方もいるでしょう。しかし、その未開の地を切り拓いた者だけが、その先にある夢の国へ辿り着けることは、これまでの多くの歴史が証明しています。私たち栃木YEGは、地域を支える青年経済人であり、次代を切り拓いていく責務があります。
夢や希望も同じです。実現するのが困難だからと心の奥底に仕舞い込んでいては、叶えることはできません。今年度の事業を通して、地域の魅力を発信し、地域資源の活用を促進することで、地域経済の持続的な発展の一助となると信じています。延いては、私たちの自企業の発展にも繋がるはずです。
是非、私たちYEGが将来の栃木市を見越した夢や希望を揚げ、未開の地を共に切り拓いて行きましょう。

令和6年度組織図

※ 2024年4月時

令和6年度スケジュール